■浄水器は、アンダーシンク型か水栓一体型が人気
日本のお水は安全性が高いと言われてきましたが、それでも最近では水道水の汚染が進み「おいしくない」という声が聞かれます。
といって、毎日ミネラルウォーターを買いに行くのは手間もお金もかかりすぎですね。
そこで近ごろでは、浄水器を取り付ける人が増えてきました。浄水器を使うと、水道水に含まれる残留塩素やカルキ臭、サビ、細菌を除いたり減らして、より安全で美味しい水に変えることができます。
ご家庭で使う浄水器には、取り付け方によって、蛇口に直接付けるタイプ、ポットのような形の浄水器をシンクのまわりに置くタイプ、カートリッジをシンクの下に取り付けるアンダーシンク型、水栓と浄水器が一体化したタイプなどがあります。中でも、新築やリフォームの時には、見た目にスマートなアンダーシンク型が多く用いられます。
下に特徴をまとめてみましたので、選ぶ時の参考にしてください。
<アンダーシンク型>
シンクの下に浄水器本体のカートリッジを設置して、浄水器専用の水栓をシンク近くに取り付けます。より多くの物質を除き、たくさんの浄水を作ることのできる高性能なタイプです。定期的にカートリッジの交換が必要で、交換の時期の目安は12ヶ月ほど。
<水栓一体型>
ふつうの水栓金具に浄水機能を一体化させたタイプです。水栓金具がいくつも並ばないので、シンクまわりをすっきりと見せることができ、人気が集まっています。水栓のヘッド部分のボタンを押すだけで水道水と浄水、シャワーに切り替わり、もちろん水道水と浄水が入り混じることはありません。カートリッジの交換の目安は、約4ヶ月。
■整水器ならお料理をよりおいしく
もっとお水にこだわりたい、そんな人は整水器も検討してみてください。
整水器は、水道水を浄化したあと今度はそのお水を電気分解して、アルカリイオン水と弱酸性のお水を作ります。
アンダーシンク型の浄水器と同じように、カートリッジをシンク下に、シンク近くに専用の水栓を取り付けます。
アルカリ性のお水で炊いたご飯はふっくら、お茶は風味よく入れられ、胃腸症状の改善にも効果があるとも言われています。
また、酸性のお水は、麺を茹でるとコシが引き締まり、野菜洗いに最適。
ふつうの浄水も出るので、調理の目的で3種類のお水を使い分けることができます。