■ゴミを処理して量を減らせます
毎日たくさん出る生ゴミ。収集日までの置き場所やニオイに頭を悩ませている人も多いことでしょう。
最近では、生ゴミを乾燥したり分解して量を減らす、ボックス型の生ゴミ処理機が出ています。
生ゴミ処理機があると、キッチンまわりを清潔に保つことができますし、生ゴミの量がぐんと減ってゴミ出しがラク。
環境にやさしいというメリットもありますね。
家電の量販店で販売されていて、購入するときに住んでいる地域の自治体から助成金が出る場合もあるので、役所に確認してみましょう。
■処理方法は乾燥式とバイオ式の2通り
生ゴミの処理の方法には、「乾燥式」と「バイオ式」とがあります。
それぞれの特徴を知って、どちらのタイプがわが家では便利に使いこなせそうか、よく検討してみましょう。
乾燥式は、処理機に生ゴミを入れてスイッチを押すと、高温の熱風で加熱して乾燥させるというしくみ。
短時間で処理ができて臭いが発生しにくく、手軽に使えるのが特徴です。
バイオ式のほうは、処理機の中にあらかじめバイオチップという土壌を入れておき、チップに含まれている微生物がゴミを分解します。
処理には1日以上かかりますが、処理後の物は園芸用の肥料に使えるので、ガーデニングや野菜づくりなどをするご家庭には重宝ですね。
■流し元で処理できるディスポーザシステム
生ゴミを出るはしからシンク内で処理していける、ディスポーザシステムもあります。
シンクの排水口の下に取り付けたディスポーザに生ゴミを入れてフタをすると、生ゴミは数十秒で粉かれて排水管から処理槽へ送られ、最後は下水道に流されます。
使い勝手はとてもいいのですが、現在では、ボックス型の生ゴミ処理機とは違って、特殊な装置と考えられています。
処理槽は専用のものが必要になり、一般の浄化槽では対応ができません。
また設置する時には自治体に手続きが必要となるので、興味のある方は問い合わせてみてください。